CML - メイリングリスト運用支援ツール
- CMLD - 共通メイリングリストドライバ
- CMDT - 定時配送モード運用ドライバ
- CMAS - CML 運用支援ドライバ
- CMAD - CML 遠隔運用支援ドライバ
CML とは
CML は、メイリングリストの管理を簡略化して行なうために開発されたドライバ
群の総称で、CMLD, CMDT, CMAS, CMAD とこれらを補助するコマンドなどで構成され
ます。
CMLD とは
cmld は、メイリングリスト本体を担当するドライバで、以下のような特徴があり
ます。
- UNIXの標準コマンドのみで記述されているため、ほとんどのマシンで
使用可能です。
- 1つのドライバで複数のMLを運用できます
- shell script で記述されているため、改造が容易です
- ちょっとのろいです;-)
- 「まあ、動けばいいか」というポリシーで記述されているため、あまりス
マートともいえません;-)
CMDT とは
cmdt は MLに配送されたメールを一本ずつメンバーに配送せず、指定されたタ
イミングで1本にまとめて配送することを目的に開発されたドライバで、以下のよ
うな特徴があります。
- RFC934 で規定された digest 形式で配送します
- MLごとに自由な配送時刻を設定できます
- MLごとに配送プロセスが起動されるため、ちょっと重いです;-)
- cmld と同じく、shell script で記述されています
CMAS とは
cmas は cmld でのメイリングリストの管理者の負担を軽減することを目的に開発
されたドライバで、以下のような特徴があります。
- メンバーの登録/削除、配送モードの変更を自動で行なうことができます
- メンバーのプロフィールを自動で登録/管理/参照できます
- 登録されているメンバーを自動で参照することができます
- 過去にながれた記事を自動で取り寄せることができます
- もちろん cmld と同じく、shell script で記述されています
cmas はあくまでも管理者の負担軽減を目的として開発されたものですので、単純
なメイリングリスト(*1)を運営する上では必ずしも必要ではありません。
*1 単純なメイリングリスト
届いたメールのヘッダを加工し、単に参加者に配送するだけの基本的なもの。ほ
とんどのメイリングリストはこの機能だけで充分運用できると思います。
CMAD とは
cmad は CML-3.0 でサポートされたドライバです。
cmad は、遠隔地より、電子メールを用いてメイリングリストの管理を行なう
目的に開発されたドライバで、以下のような特徴があります。
- メンバーの登録、削除、配送モードの変更を遠隔地より行なうことができます
- メイリングリストの紹介文を遠隔地より変更することができます
- メイリングリストの設定変更を遠隔地より行なうことができます
- もちろん 他のドライバと同じく、shell script で記述されています
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